こんにちは

ボイストレーナーのヤマダミツタケです。

 

今日は、喉の不調にお悩みの方に向けてブログを書いてみます。

前回書いたブログ

【重要】なかなか治らない喉の不調にお悩みの方。もしかして、原因はこの病名かも。

の続きです。

 

前回で紹介した

「上咽頭炎」

 

そしてその治療法である

「Bスポット療法」

 

 

について詳しく書いてみたいと思います。

 

Bスポット療法とは

 

上咽頭に塩化亜鉛などの消炎剤を直接塗布・擦過する治療法です。 1960年ごろ、東京医科歯科大学元教授の堀口先生によって考案された方法で、上咽頭炎の消炎に効果的です。

 

、組織や血管収縮させる作用を持つ塩化亜鉛を綿棒に染み込ませ、上咽頭に塗りつけて炎症を改善させる治療法です。Bスポット療法の「B」は、Biinku(鼻咽腔)の頭文字に由来している。
 

 

そう、結構古くから行われているんですよ。

 

下の図を見てください。

 

 

なんか見ただけでも痛そうですよね。。。

 

んで、検索してみるとわかるんですけど、

意外にその治療法を行っている病院が少ない、

んですよ。。。

 

なんでだろう?と思って、何人かの医者に直接聞いてみたんです。

 

その結果

 

*非常に苦痛を伴う治療法で、上手にやるのには大変

*大変なわりに保険適用で売り上げにつながらない(結構シビアな返事でしたw)

*1回やるだけでは効果がない。ある程度継続してやらないといけない。

*そしてあまりにも痛いので、患者さんからは喜ばれないし、そして継続しない。

*だから効果に至るまでにいかない

*だからこの治療法をやめてしまう

 

みたいな、ことのようです。

 

「患者さんから、喜ばれない、報われない、完治に至らないそんな手術って誰もしたくないじゃないですか。それと同じですよ、」

 

と。

 

そうするとどうなるか、というと、

 

鼻やのどの不調を訴えて病院に行っても

「上咽頭炎ですね」とは言われないんですよ。

 

なぜなら、

上咽頭炎と診断しても、それを治す効果的なBスポット療法を行っていない

 

からです。

 

患者としては診断されたら、当然、それを治すための処方が欲しいじゃないですか。

そのベストの処方が提供されないのは、困る。

 

だから、上咽頭炎、という診断はなかなかされないわけです。

 

ある医者はこう言いました。

「上咽頭炎って、結局風邪と一緒ですから。風邪ですね、と診断します。」

と。

 

これもごもっとも。

 

で、風邪薬が処方されるわけです。

 

でも、前のブログで説明した通り、

上咽頭炎が原因でおきている症状だと、

その風邪薬では、本当の治癒には至らないわけです。

 

困ったもんですね。

 

 

でも最近、このBスポット療法が見直されいる、ということを聞きました。

実際、今回久しぶりに検索してみたんですけど(前回は2年くらい前)

たしかに検索結果が増えてはいました。

 

どういうことだろう?

 

普及しなかった理由はわかった。

そしてその理由もごもっとも。

 

なのに、再度見直されている。

 

ということは、

 

そうですね、

「やはり、薬では治らない」

からですね。

 

だから、この昭和なスタイル。

 

 

当時

「喉を焼く」という表現されていたこの療法。

 

結局、これがイチバン効く!

 

ということなんですよね。

 

 

さて。

 

 

以前、喉の不調をなんとかしたくて僕のところでレッスンを開始した生徒さんがいました。

その方のお話を例として書きます。

 

彼女は50代前半。

僕のところに来てレッスンを始めたのは3年前。

 

当時そのときの彼女の声は、

もうそれはそれは、

超かすかすの声でした。

超しゃがれ声でした。

 

もんたアンドブラザースのもんたのような声でした(古いですね)。

 

「声、どうしちゃったんですか?」

 

って僕が聞いたところ、彼女は

 

「実は、数年前に風邪をこじらせてしまって、それ以来、声がこんな調子なんです」

 

とのこと。

 

 

更に、

「私の声はもともとウグイス嬢のように澄んでいた声だったんです~」

と言うんです。

 

 

「そうですか。。。」と僕。

 

そして

「病院には行ったんですか?」

と聞きました。

 

 

すると、

「いくつか病院を行ってみたんですが、なんかぱっとしない診断で、、、困った挙句、友人の紹介で、築地にある、とある大病院の耳鼻咽喉科の部長を紹介してもらい、そこで治療を開始したんです」

とのこと。

 

まー大病院だし、耳鼻咽喉科のトップの先生から治療をしてもらえる、ということなので、安心して、通院を開始したんでしょうね。気持ちはよくわかりますね。

 

 

そして彼女の定期的に通院する生活が始まったんです。

でも毎回、なんとなーく上手に遠回りな表現で、あいまいなことを言われて、

「ま、経過観察続けましょう」みたいな感じだった。

そして保湿系とかの典型的な喉のケアの指導をしてくれるだけ。。

 

で、3年経ってもしゃがれた声はそのまま。

元のきれいな声には全然戻る兆しがなかった。

 

そういうことで、僕のところに来てくれたんです。

 

まず僕は、現状の彼女の喉に負担にならないような

発声を始めました。

 

でも、ここで大切なことがあるんです。

 

これは、いわば

「壊れた楽器で音を出そうとしている状態」

なわけです。

 

その楽器の本来の美しい音を出すためには、当然

「まずは楽器を治さないといけない」

 

当然のロジックですよね。

 

 

だからまずは喉の不調を治さないといけない。

 

でもそれに気づかないで、

ボイトレをしていけば治る、と思っちゃっている人も実際たくさんいるわけです。

 

それは、無理です。

 

だって、楽器が壊れているんですから。

 

 

僕は彼女にそのことを丁寧に説明しました。

 

そして、「壊れた楽器の上手な奏で方」

という観点からのボイトレを開始しました。

 

 

そして同時に通院を開始してもらいました。

 

僕が彼女に紹介した病院は2つ。

 

〇〇病院@品川

〇〇病院@赤坂

 

この2つです。

 

この2つの病院は、声を生業としている人たちから圧倒的に信頼している病院です。

 

さぁ彼女の喉の不調の原因はなんだろう?

 

結果は、上咽頭炎でした。

 

 

彼女は、この痛いBスポット治療を頑張って継続しました。

週1回、半年くらい継続しました。

 

 

そして、喉の状態はかなりよくなりました。

 

でも、完全に元の声には戻っていませんでした。

 

どうしてだろう。。。

 

 

長くなってきたので、続きは次回に書きます。

 

 

今回は「Bスポット療法」について知ってもらえればうれしいです。